サラの裁縫箱

リングピロー製作日記

GW

saradana2014-04-27

GWに入り鎌倉はものすごく賑わっています。
江の電からJRへの乗り換えも容易に前に進めず、普段より時間がかかって乗り遅れてしまいました。
連休はあらためてここが観光地である事を痛感します。


先日から『続・最後から二番目の恋』が始まりました。
何気に見ていますが、小泉今日子のナレーションに「これまで多くの選択をしながらここまで来た」という(ニュアンスの)フレーズがありました。
確かに生きている時間が長いほど岐路に立つ回数も増えます。
そしてその度にどちらかの道を選んで前に進まなくてはいけません。
私より高齢の人達は、戦時下等、有無を言わせず決められた道を歩まねばならなかった事が多かったと想像します。
そして私より若い世代は選択肢があり過ぎて、選びきれず立ち止まったり、選んだ道が正しかったのか後で思い悩む事も多いのかと思います。
私達はそこそこ選択の自由もあり、そこそこ縛りもある中間の世代のような気がします。
私は、最近特に、自分の選んだ道が最善だったのか、他にもっと良い道もあったのではないかと思う事が多くなりました。
私はもともと企業で服飾デザイナーとして働くのが夢でした。
様々な事情で叶いませんでしたが、とりあえず自分で”デザインを考えて形にする”という夢だけは叶えました。
でもやはり思い残す部分はあります。
考えてみれば人間って毎日ずっと小さな選択を続けているんですよね。。
朝何を食べるか、どのチャンネルを見るか、どの服を着るか、電車に乗るか歩くか、納豆と牛乳はどのメーカーのを買うか、昼食は?夕食は何を作る?などなど。。
人は、その時自分が下した決断を信じて惑わず、それがたとえ間違っていたとしても自ら引き受けて行かなくてはいけないんですよね。。
だから長く生きると葛藤と後悔が蓄積して時々疲れちゃうのかな。。今の私のように。。
え〜っと、なぜこんな話になったのでしょう??
そう。。鎌倉は混んでいるという事、そして『続・最後から二番目の恋』を見ている事、見慣れた風景が出てくると嬉しくなるというお話でした。


写真は混雑を避け裏道を通ってみつけた楓の新緑と小さな橋の擬宝珠。
そう、鎌倉には小さな橋がいくつもあって鎌倉十橋と呼ばれていたりします。
この橋はその中には入っていませんが、下を流れる小川には数尾の鯉が日射しを浴びて気持ち良さげに泳いでいました。