サラの裁縫箱

リングピロー製作日記

誤表示

saradana2013-11-02

最近一流ホテルのレストラン等で食材の誤表示が問題になっていますよね。。
トップは現場の知識不足とか担当部署間の連絡ミス等と釈明しているけれど、なかなかそうは思えません。
専門に扱っている職人なら違いに気が付かないはずはありません。
私のような職人?の端くれでも、自分の扱う素材の違いは分かります。
そして分からない時はちゃんと調べます。
買ってくれるお客さんを騙すような事はしたくありません。
仕入れの時にきちんと確認せずに購入したものや、ずっと前の事で記憶があやふやになっているものは、表記に間違いがないよう十分注意します。
布類は燃やすとその匂いや燃え方で、綿や麻、ウール、合繊かが分かります。
縮緬組紐等は水をかけると分かるものもあります。
何パーセントずつといった配分まではなかなか厳しいので”混紡”と表記しますがウソは書きません。
うちは材料の仕入れと保管、デザイン、縫製、梱包&発送まですべてひとりでやっているので、連絡ミスは有り得ず責任をとるのは『私』ひとりです。
なので日々緊張感の中で仕事をしていますが、いつも正直に誠実に向き合っているつもりです。
ホテルで働く現場の人達もきっと同じだと思います。
トップの無責任な会見を見て、現場でまじめに働いている人達の士気は確実に下がるだろうと思いました。