サラの裁縫箱

リングピロー製作日記

お便り

お便り

昨日お客様から嬉しいお手紙をいただきました。
昨年の震災で石巻で被災されたご夫妻です。
6月に無事ご結婚式を挙げられたとの事で、そのご報告とリングピローのお写真を同封して下さいました。
文面には作り手である私に対して、優しく思いやりにあふれた言葉が並んでいて胸が熱くなりました。
市内にお住まいのお二人はきっと今でも厳しい状況にいらっしゃると思います。
それなのに、「楽しい家庭を築きます。体に気を付けてこれからも美しい作品を生み続けて下さい」と手紙は締めくくられていました。
今でも被災地の方たちは、支援等に対してお礼の言葉をおっしゃいます。
本来なくした人には持っている人が譲り、足りないものは余分な所からまわし、元気な人は病気の人を助けるというのは当たり前の事です。
日本人は他民族に比べてそういった精神が根付いていると思っていたけれど、風評被害やガレキの受け入れ拒否の報道を見るたびに、自分本位の人が増えたのかなぁと悲しくなります。
私は阪神大震災の被災者として、その貴重な経験も、そして昨年の事も決して忘れないでいようと思います。


お手紙を下さった石巻のO様 
ファックスを下さった神戸のM様 
メールを下さった熊本のT様、埼玉のM様、川西のK様、その他言葉をかけて下さった皆様。
あたたかいメッセージを本当にありがとうございました。
お寄せいただいた言葉に恥じないよう、これからも皆さんに喜んでいただける作品を作って行きたいと強く思っています。