北村薫
今晩141回芥川賞と直木賞が決まりました。
芥川賞が磯崎憲一郎さんの『終の住処』、直木賞が北村薫さんの『鷺と雪』だそうです。
以前から北村薫さんの作品は好きで読んでいたけれど、恥ずかしながら磯崎憲一郎さんの作品は読んだ事がなかったのでこれを機会に読んでみたいと思っています。
北村薫さんの文章は、クラシックの滑らかな旋律のように心にすっと溶け込みます。
心に残る言葉はいくつもあるけれど、今ふと浮かぶのはこれ。。。
時は、自分を奪う前に、まずいろいろなものを奪う。
思いは沼でなく、泉であってほしい。
生きているのだから、新しい水がほしい。
何かを失えば、また何かを得ることもあるのだろう。
得るものより失うものの方が多いと感じるこの頃。。。
久しぶりにまた全部読み返してみようかな。。。