サラの裁縫箱

リングピロー製作日記

だってネタ切れだもん!

saradana2009-05-02

「日記ちょっと間空いちゃったよね」
「だって忙しいし、ネタも作品も底をついたし。。」って、これ自問自答。
 私は口には出さないけれど、心の中で「だって」と始終言い訳をしています。
銀行で自分の番で時間がかかってしまえば「だっていろいろ振り込まなくちゃいけなくて」とか、「だって手のひら認証がうまく行かないんだもん」などと、誰も責めたりしていないのに心の中で弁解をしてみたり、お店で長く迷っていた時に店員さんと目が合うと「だってどっちが良いか決めかねるんだもの」と言い訳を考えてみたり。。。
 小学生の頃、よっぽどいつも言い訳をしていたのか、父親から『言い訳禁止令』を出された事があります。
「お前は何かと言うといつも”だってぇ〜”と言い訳をする。言い訳はみっともない。自分に非があるなら言い訳などせず潔く認めるものだ」と。。。
それにひきかえ昔から少々理屈っぽかった姉は、同じ事を言うのでも、私の感情的な「だって〜」ではなく、「それはね。。」という穏やかな説明口調で始めるのです。
父はその賢そうな言い回しに惑わされるのか、言っている内容は同じなのに、姉の言い分は最後まで聞き、私には「言い訳をするな!」と途中で怒りながら遮るのです。
おかげでそれ以来、たとえ先生に怒られても、友達に誤解されても、事情説明だとしても言い訳や弁解を口にしなくなりました。
(友達のみなさん、異議&苦情は受け付けません)
そして私は「だって」を飲み込んで蓄積する、”内弁慶”ならぬ”内弁解オトナ”に成長しました。
 いつだったか父親にその積年の恨み?を訴えると「そんな事言ったかなぁ〜」と全く覚えていませんでした。
「だって、何十年も前の事だから覚えちゃいないよ」
「だって、当時はそう思えたんだから仕方ないよ」
「だって、お前が感情的にものを言うからだよ」
年をとって愚痴や弁解の多くなった父に、今度は私から『言い訳禁止令』を出したいと思います。