サラの裁縫箱

リングピロー製作日記

雑巾

雑巾

朝、北側の窓に結露が出来ていました。
今朝はそれほど寒くなかったのに。。と思いながら雑巾で曇ったガラス窓を拭くと、表の通りを駅へと急ぐ背広姿の人が見えました。
あの人達も、もうすぐ背広の上にトレンチコートを羽織るんだろうなぁ、とぼんやり後ろ姿を見送ってから、雑巾をゆすいでしっかり絞りベランダの物干し竿にかけました。
 今使っている雑巾はもともとキッチンで使っていたタオルでした。
キッチンで使うタオルは、何故か他のタオルより汚れるのが早いのです。
洗っても漂白しても汚れが綺麗に落ちません。
きっと調理中にいい加減に洗った手を”ふきふき”してしまうせいでしょう。
だから台所のタオルはすぐにお払い箱になります。
その先は雑巾になります。
雑巾になる道は3通りあります。
ひとつは半分に切った端を内側に折り込んで2つ折りにして縫い合わせ、体裁の良い”雑巾”にします。
もうひとつは使い易い大きさにはさみで切って切りっぱで使います。
残りはそのまま使う。。。この3つ。
端を折り込んでミシンをかけるのも案外面倒くさいし、(手縫いはさらに面倒くさい)厚みが出て細かい所が拭きにくい場合があります。でも、切りっぱにして窓ガラスとかを拭いていると、端の糸くずがバラバラと落ちてそれを拾うのはひどく面倒くさいのです。切らずにそのままだと大き過ぎて使い勝手が悪い。
 どれが一番効率的なんだろうと考えあぐねた末、手縫いで仕上げた”雑巾”が、今ものほし竿にかかって風に揺れています。