結婚許可証

昨日テレ東の”美の巨人たち”でノーマン・ロックウェルの『結婚許可証』を取り上げていました。
ロックウェルは昔から好きで、今でもこの絵のコピーがリビングに飾ってあります。
随分前に買ったものなのでちょっと色褪せてしまっているけれど、合わせて買った木製の額縁も同じように色褪せていて、それはそれでアンティークのようで気に入っています。
この絵はタイトルの通り、町役場に婚姻届けを出しに来たカップルを描いたものです。
番組の解説を聞いて、知らずにいた事がたくさんある事に驚きました。
壁の日めくりカレンダーの日付けや窓辺の赤い花に込めた作者の思い、右上の布は就業時間が過ぎてたたまれた国旗とか、職員が不機嫌そうなのは仕事を終えて帰ろうとしていたからとか、ゴミ箱のまわりに散らかった紙片の意味とかetc
いろいろな要素が融合して、見る人を優しい気持ちにさせる作品になったのでしょう。。
当時たくさんの絵の中からこれを選んだのは、今思うと縁があったのかもしれません。
壁にかかっている『結婚許可証』を見ながら、私も、ふたりの新しい門出にふさわしい作品を作りたいと思いました。
アトリエサラ