サラの裁縫箱

リングピロー製作日記

文化祭

saradana2008-11-06

 先週末あたりまで文化祭のシーズンでした。
高校時代クラスでバザーをやった事があります。
女子は家にあった着ない服や小物類を、男子は漫画本やゲーム等を持ち寄って並べていました。
そんな中、昔から手芸の好きだった私は、母からもらった着物の生地で文庫本用のブックカバーとしおりを作って出していました。
これが驚くほど売れなくて、哀れに思ったクラスメイトの女子が、夕方ひとつずつ買ってくれたほろ苦い思い出があります。
 大学の学祭ではやきそばの屋台を出しました。
私はその時初めてキャベツを丸ごと切ってから洗う事を知りました。
男子が洗わずにザクザク切るのを見て「青虫とかいたらどうすんのよ」と言ったら、男子が「一緒に輪切りにしてから洗って除けば同じ事だ」と言い放ちました。
「切ったら中身が出ちゃってるかもしれないじゃない。。。気持ちワル」と女子。
「じゃあ1枚ずつむいて、青虫がいたらお前達が手でつかんで処分してくれ」と言われて、虫ごと輪切りにする事に賛同しました。
その青虫のエキスが入っていたかもしれない焼きそばは、ことのほか評判が良くて、アッという間に売り切れてしまいました。
 2年の時は焼き鳥の屋台を出しました。
前日、発起人の知り合いの焼き鳥屋さんの裏手で、有志が車座になって黙々と鶏肉を串に刺した肌寒い午後の事を今でもよく覚えています。
 何もかも随分昔の話で、良い事も悪い事もいろいろあった学生時代だったけれど、今思うと2度と来ない素敵な時を過ごしていたのだと思うのです。