サラの裁縫箱

リングピロー製作日記

ごめんなさい

saradana2008-10-14

 昨年、週末の結婚式に使いたいから急いで作って欲しいというお客様からのメールを、週初めにいただいた事があります。
お住まいが遠方だったため3日前には発送しなくてならず、制作スケジュールをやりくりしてなんとか間に合わせる事ができました。
(通常注文をいただいてから10日〜2週間後のお届けになります)
お客様はとても喜んで下さって、私も無理した甲斐があったとホッと胸をなで下ろしました。
数ヶ月後、別の方から同じような依頼のメールをいただきました。
でもその時は、作るのにとても時間のかかる商品だった事と、更にスケジュールがタイトで、どうしても間に合わせる自信がなく、お断りをしてしまいました。
するとお返事に「先日友人がおたくを利用しました。すぐに作ってくれるから大丈夫と言われたから注文したのに残念です」とありました。
ご本人に対してはもちろん断って申し訳ないと思いましたが、紹介してくれたお客様の顔までつぶしてしまったのではないかと、とても気になりました。
 最初のお客様は、よかれと思ってうちを紹介してくれました。
そのお友達は、無理がきくならお願いしてみようかとうちを選んでくれました。
私は希望に沿いたいと、1回目は応える事ができましたが次は出来ませんでした。
確かに対応に差が出た事は反省していますが、HPを見に来てくれて、商品を気に入って注文をしてくれたのに、無理すれば出来そうなものを断る気持ちにはなれませんでした。
結局誰も悪くないのに(私の責任ではありますが...)多分3人とも少しばかり悲しい思いをしたと思います。
 そんな事があった日は、知らないうちに「ごめんなさい」と独り言を言っています。
昔から我が家にいるキタキツネ(もちろんぬいぐるみ)は、私の「ごめんなさい」をこれまで何回聞いたことでしょう。。。