サラの裁縫箱

リングピロー製作日記

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 明け方近く台風13号が通り過ぎました。
私の住む地域ではよく防災アナウンスが流れます。
昨晩も大雨警報が発令される中、近所の小学校を避難所として解放するといった内容の放送がありました。
思ったほどの雨量ではなかったけれど、裏山が崩れる危険があるという事で、2世帯6人の方たちが自主的に避難したそうです。
その他にも光化学スモッグ注意報の発令時や、お年寄りの捜索依頼などが時々聞こえてきます。
スピーカーから聞こえるのはいつも堅い男性の声です。
その声を聞きながら、一体どんな人がしゃべっているんだろう。。と想像する事があります。
 学生の頃、役所の選管で名簿を写すというアルバイトをした事があります。
もともと友人の紹介で始めたバイトで依頼人と面識はなく、いつも電話でのやりとりだけでした。
ある日依頼人と会う事になって、その声や口調から私は”五十前後で丸顔、頭髪薄め、眼鏡”といったイメージを描いていました。
それを、ほんの冗談のつもりで同行した友人に話したところ、「万一その通りだったらおごってあげる」と言い出しました。
すると、本当にまさにその通りの男性が待ち合わせた喫茶店の入り口から入って来て、私たちのテーブルについたのです。
バイト代をもらう間中もう笑いが止まらなくて、依頼人には本当に失礼な事をしてしまいました。
丸顔のおじさんは「何がそんなにおかしいのかな?若い人は本当に箸が転んでもおかしいんだねぇ〜」と言って汗を拭いていました。
夏の暑い日だったので、友人にはパフェをおごってもらいました。
 人間の声は、体型や顔の骨格、口の形等からある程度決まって来ると思います。
見た目からは想像も出来ないような、とんでもない声を発する人は少ないような気がします。
私の友人達、まぁこれは付き合いが長いから今更客観的に見るのは難しいけれど、それでも大体顔かたちにあった声の持ち主のような気がします。
 時々お客様からかかって来る電話に出る私は、一体どんな顔をしていると思われているのか、時々とても知りたくなります。