サラの裁縫箱

リングピロー製作日記

漢字

saradana2008-08-20

 先日お客様からパソコンの調子が悪いからと電話で注文をいただきました。
”会社のパソコンでHPを見たけれど自宅にはないから電話で注文したい”とか”納期やラッピングなど直接確認したい事柄がある”などの理由でも時々いただきます。
そういった場合、口頭でお客様の名前や住所を教えてもらうのですが、音だけではどういった漢字なのか分からず熟語等を使って説明していただく事があります。
例えば、寺島さんなら、寺社の寺に列島の島とか、真鍋さんなら真実の真に土鍋の鍋とか。。。
 そのお客様のお名前には”み”という音がありました。
みと言っても美、実、未、三、己などいろいろあるので、どういった字か訊ねたところ、少し照れた口調で「美しいという字です」とおっしゃいました。
『美』の文字を説明するにも、美人の美、美容の美、美術の美、美酒の美、甘美の美などさまざまで、どれをチョイスするのか、どんな言い方をするかでその人の人柄や性格がなんとなく分かります。
 以前知り合いに安信(やすのぶ)君という男性がいたのですが、彼などは「それを言うなら安心の安に信頼の信だろ!」と突っ込まれたくて『僕の名前は不安の安に不信の信です』とニヤニヤ笑いながら自虐的に説明していました。
そんな彼を笑っていた私(直子)も普段は「直角の直」や「直線の直」と言いますが、会社員時代、遅い時間に出先で聞かれると「直帰の直です」と言っていました。
もっと昔は「素直の直」と言っていた”素直な時期”もありました。