サラの裁縫箱

リングピロー製作日記

コネ

saradana2008-07-10

 大分県の教員採用を巡る汚職事件が話題になっています。
こういった呆れた内情が発覚しても、たいして驚かない人は私を含めて大勢いるはずです。
私の通っていた大学でも、クラスの3分の1近くが教職課程を履修していたけれど、実際採用試験に通って新卒で教師になれたのは、親が教員、大学教授、教育委員会の人といったコネを持つ数人だけでした。
みんなで「やっぱコネなんだよね〜」と半ば諦めムードだったのを覚えています。
 最近テレビで見る俳優やタレントも、○さんのご子息&ご令嬢という人がとても多くなりました。
才能のある人ならいいけれど、コネだけの芸無(no)人が増えるのは、他に才能のある人達の席を奪う事になるのだから、せめて”親族枠”を作って数をしぼってもらいたいものです。
 親が後ろ盾になって子供に職業を引き継がせるというのは、やはりその職業が将来性がある、安定している、高収入である、権威がある、有名になれる等メリットが多いからでしょう。
下世話な言い方をすればそれだけ”おいしい仕事”だからだと思います。
3Kと呼ばれるような職業の場合、親は決してすすんで子供に継がせようとはしないはずです。
 医者、政治家(官僚)、教員、役者など、その資質が問われる職業こそ、世襲制ではなくその仕事に就くにふさわしい人間、適材であって欲しいと最近つくづく思います。