通勤ラッシュ

　今日、中央線が変電所火災の為に半日以上ストップしました。
勤めていないと、こういったニュースにひどく鈍感になります。
テレビに駅構内の大混乱の模様が映し出されても、大変だなぁ〜とあくまで他人事。
もし家族が利用していたりしたら、無事だろうか、立ち往生している電車内に閉じ込められていないだろうか、会社には間に合ったのだろうか。。とあれこれ気をもむんでしょうね。。。
　昔都内に勤めていた頃、私も通勤ラッシュではひどい目に遭いました。
会社は千駄ヶ谷にあったけど、最寄り駅は原宿で、竹下口からいつも歩いて会社に向かっていました。
山手線も駅間が短く人の出入りが激しくてモミクチャにされたけど、当時の東海道線の混雑ぶりは殺人的で、私は2回肋骨にひびが入りました。
まわりを全部男性に囲まれるのが嫌で、せめて扉に貼り付こうと、列の最後方について一番最後に回れ右をして突っ込むのです。
背中でグイグイ押しながら自分の体を扉の内側になんとかねじ込んで、やっと扉が閉まると、押していた反動で扉に貼り付いた私に乗客の体重がのしかかって来ます。
そんな時うまくかわさないと顔や胸を扉に強打したり、手足がねじれて捻挫したりします。
痴漢も日常茶飯事だったし（20代だったからね）電車が遅れて遅延証明書をもらう事も多かったし、終電で階段近くの扉から猛ダッシュで、タクシー乗り場の最前列に並ぶ熾烈なレースを、おじさん達に混じって何度となく繰り広げました。
そんな事を思い出しながら混雑した国分寺駅の様子を眺めていました。
　通勤もなくなって体は楽になったけど、今朝のニュースや都会の新しい商業施設の映像を見ると、時々なんとなく社会から取り残されているような気持ちになります。
クリエイターの端くれとして、刺激の少ないこの穏やかな土地でユルユル暮らしていていいのかなぁ〜と思いながらも、やっぱり通勤電車だけは2度と乗りたくないと思うのです。