サラの裁縫箱

リングピロー製作日記

さくら

さくら

 桜の開花予報が早くなって東京や神奈川は今週末に咲き始める‥そうです。
昨日からの強い風と寒気でまた遅れそうな気もするけど。。。
それにしても、いつ頃からみんながこれほど桜の開花時期に興味を持つようになったのでしょう?
昔は気が付いたら咲いていた。。程度だったと思うんだけどなぁ〜
自然現象なんだから気温に左右されて当然だし、たとえ予報がはずれたって、今みたいに気象庁や予報士に文句を言うような風潮はなかったと思います。
 今はいろいろな企業が桜の開花をビジネスチャンスと捉えているから尚更過敏になっているんでしょうね。。。
旅行会社はお花見ツアーを組むし、ホテルも桜がテーマの宿泊プランを打ち出すし、地域も桜祭りで人を呼び込むし、レストランも桜と冠したコースを出したり仕出し屋さんもお花見弁当とかでひと儲けするし。。
あと会社のお花見&新人歓迎会にかこつけた飲み会もあるし。。。
 そんなこんなで今は桜の時期になると名所はどこも人だらけです。
地元の名所、八幡宮円覚寺、段葛や源氏山も休日は人人人。
綺麗な桜を見に行こうと思うと、その数倍の数の人を嫌でも見なくてはいけません。
淡いピンクの儚げな桜花も、人ごみの中ではちょっと興醒めです。

 
あ〜あ、一度でいいから誰もいない美しい満開の桜の木の下で1日まったり過ごしたい。
昼間はちょっと良い玉露でもすすりながら梶井基次郎でも読んでうとうと昼寝して、桜の花びらがはらはら散るのをぼんやり眺めて、薄暮に浮かぶ薄桃色の花を愛で、夜になったら明かりに揺らめく白い花影に酔いながら辛口の日本酒をちびちびやる。。。
う〜ん、わたしっていよいよ老人だなぁ〜