制服マジック

長谷にご飯を食べに行く途中、甘縄神社の入り口にある消防分署の前を歩いていたら、偶然中から消防士さんが数人出て来ました。
　私は消防士さんの制服姿が好きです。
以前住んでいたマンションで、豪雨で排水溝があふれて1階の通路が冠水した時に、消防署の人に来てもらった事があります。
その時に「僕たちが見ますから後ろに下がってください」とエレベーターに流れ込む濁流の前にサッと自分が盾になる格好で、オレンジ色の救助服で立ちはだかった背中を見た時、思わず胸がキュンとしてしまいました。
救急救命士や消防士などの人命救助に関わる男性の制服姿は、なんて凛々しくて頼もしくて素敵なんでしょう。。。
きっと中身はふつうのお兄さんやおじさんなんでしょうけど、制服を着た途端、その人達が皆、自己犠牲の精神に溢れた人格者で、人間が好きで、きっと動物も好きで、誠実で優しくて思いやりがあって、弱い者の味方で、運動神経が抜群で力持ちで頼りがいがあって。。。といった数々の妄想に取りつかれてしまいます。

　それとは反対に、以前お世話になった病院の看護士さんと偶然町中で会った時、あまりに印象が違っていて驚いた事があります。
看護婦さんは病院内ではごく薄化粧だし、髪もショートの人以外は大体後ろでひとつにまとめています。
おまけにナースの制服は白か淡いピンクで、決して顔映りの良い色ではないし、スタイルが良く見えるデザインでもなく、足が美しく見えるハイヒールも履いていません。
だから病院内で”割と整った人だなぁ〜”程度に思っていた人が、きちんとお化粧をしてソフトウェーブの長い髪を垂らして、素敵な服を着て、高めのヒールを履いて彼氏と歩いている姿は驚くほど美しくて、院内での清楚なイメージとはまた違った艶やかな佇まいに息をのんでしまいました。

　同じ制服でも男っぷりを上げる制服と女っぷりを下げる？制服があるようです。
　写真はチョン・ウソンさんが消防士役をやった韓流映画『Sad movie』のポスター。やっぱカッコいいなぁ。。。