サラの裁縫箱

リングピロー製作日記

のだめカンタービレ

saradana2008-01-05

「面白いよ」と言われて昨日に続いて今日も”のだめカンタービレinヨーロッパ”を見てしまいました。
クラシックはよく分からないけれど、中学までピアノを習っていたから、のだめの弾くシーンだけは飽きずに見る事が出来ます。
 実際多少なりとも弾ける人間から見ると、テレビドラマのピアノを演奏しているシーンはあまりに嘘くさくて笑ってしまいます。
「あの曲でこんなに上体を揺らすもんか」とか「あんな所で目をつぶる訳ないじゃん」とか、いつもいちゃもんばかりつけて見ていました。
でも”のだめ”はさすがに本人が練習して多少弾けるレベルであるからなのか、あまり不自然な感じはしませんでした。
 今日のドラマを見ていて、楽曲の背景を理解するというのは、弾き手にとってとても重要なのだと改めて思いました。
曲の出来た経緯や作者の心境などを理解して自分の中で消化してその上で表現するのはとても難しい事だと思います。
私は10年以上習って、結局その域までは到達しませんでした。
なんとなく分かって来たのは、先生について習うのをやめて自分で好きなショパンや映画音楽を弾くようになった二十歳の頃でした。
練習や教授ではなく自分自身の精神的な成長が伴わないと、テクニックは上達しても曲を理解する所から先には進めないのかもしれません。
ピアノは実家に置いてきてここ何年も弾いていないけれど、将来ピアノが置ける家に住む事が出来たらまた弾いてみたいと思いました。