お箸と手拭い

　お正月に遠方から友達が訪ねて来ます。
何か鎌倉らしいモノを渡したいと思うのですが、なかなか適当なものが見つかりません。
帰りに箱根に寄るそうなので、生ものやかさばるものは避けた方がいいし、地元で簡単に手に入るような品物も除外するとなると案外選択肢がなくなります。
　ふと小町通りの路地奥にあるお箸屋さんの事を思い出しました。
前を通った時に今度覗いてみようと思ったきり行っていませんでした。
記憶をたよりに訪ねてみたら、さまざまな素材や色柄のお箸や箸置きを扱うこじんまりとしたお店でした。
やっぱ鎌倉彫かな〜と手に取ってみたのですが、どれも結構なお値段なのです。
夫婦で来るんだから夫婦箸じゃないとねぇ。。。
結局あたりだけつけて店を出て、今度は若宮大路の手拭い屋さんに行きました。
　ここ数年手拭いが密かなブームだそうです。
別に”鎌倉染め”なんていうものがある訳ではないのですが、そこは雰囲気。。。
京都なら雅やかな西陣織、鎌倉なら質素な手拭いなんて結構しっくり来るような気がして和柄の手拭いを物色しました。
でも今度は単価が安過ぎるのです。
鎌倉彫は諦めて普通のお箸に手拭いを付けるか、奮発して鎌倉彫の夫婦箸を買うか、結局決まらず家に戻って来てしまいました。
　あ〜わたしってなんて優柔不断なのぉ〜、もう日にちないのに。。。
箸専門店 和らく
手ぬぐい屋 拭う nugoo