サラの裁縫箱

リングピロー製作日記

手ぶくろ

手ぶくろ

今日、近くの市場まで自転車で出かけたら、頬に当たる風が本当に冷たくて冬の近いのを実感しました。
そろそろ手袋とマフラーを出さなくちゃと、家に戻ってからクローゼットからそれらの入った箱を取り出してフタを開けてびっくり。。。
皮の手袋に白っぽいカビが生えていたのです。
いつもシーズン終りにはクリーナーで綺麗にしてから乾燥剤を入れてしまっておくのになぁ〜
 私は皮の手袋がとても好きです。
自転車に乗る時、毛糸や布の手袋では突き刺さる冷たい風も、皮の手袋は防いでくれるという実用的な所も気に入っていますが、なにより使うほどに手に馴染む、あの弾力のある柔らかい感じが好きなのです。
 午後からお天気が良くなって来たので、クリーナーで浮いたカビを拭きとってから乾拭きして、少し窓を開けて風にあてました。
目に見える白く浮いたカビは消えたけど匂いはまだ少し残っています。
暖かい日射しの中、窓際に座ってクンクンと手袋の匂いを嗅いでしかめっ面をしている自分は相当おかしなやつです。
それでも、このまま匂いがとれなくても捨てる事なんて出来ません。
手袋は、それをしてつないだ誰かの手の記憶も一緒に残っているからです。