サラの裁縫箱

リングピロー製作日記

折り紙

折り紙

今日11月11日は世界平和記念日(第1次世界大戦が終結した日)、公共建築の日(国会議事堂の完成が昭和11年11月)配線器具の日(コンセントの差込口の形状を「1111」に見立てて)電池の日(乾電池の+-を「十一」にみたてて)サッカーの日(イレブン)などもろもろの記念日であるとともに「おりがみの日」でもあるそうです。
(ってどれも今日ニュースで初めて知ったんだけどね。。)
"1"が4つで正方形の4辺を表すのだそうですが、これもなんだか”こじつけ”といった感が否めません。
 私はごく普通に折り紙が好きな子供でした。
小学生の夏休みの工作で、縦に長い二等辺三角形の紙の底辺からクルクル丸めたものをつないで暖簾(今は飲み屋さんくらいでしか見かけませんよね)を作ったり、手裏剣形に折った紙を組み合わせてテーブルセンターを作ったりしていました。
 大人になってこの”好き”が役に立った事があります。
それは友人とまわったヨーロッパ旅行の時です。
以前アメリカに留学していた友人が”アメリカ人は本当に折り紙が折れない。と言うより正確に折る事に価値を見出さない”と言っていた事があります。
ヨーロッパの人にどう思われるか分からなかったけれど、英語もイタリア語もドイツ語もフランス語もしゃべれない私は、コミュニケーションツールとしてとりあえず折り紙を2パック旅行カバンに詰めて出かけました。
 折り紙を介して会話がはずむといった事はありませんでしたが、宿でベッドサイドにチップを置く時に、折り紙で折ったツルや風船、かざぐるま、あやめ、ゴンドラ等を横に添えておきました。
何の反応もないまま出発という日に、ロビーにズラッとそれらが並べられているのを見てとても感激したのを覚えています。
ありがとうの気持ちが、硬貨だけよりいっぱい伝わった気がしました。
今日”折り紙”という言葉を聞いてその時の気持ちがふわっとよみがえりました。