サラの裁縫箱

リングピロー製作日記

なると屋+典座 (てんぞ)

なると屋+典座

ずっと行きたいと思っていた小町通りの和食のお店にやっと行って来ました。
地元に住んでいると、いつか行けると思ってなかなか行けずにいる所が沢山あります。
 そこはうわさ通り、お料理も、盛りつけられている器も、店内の雰囲気も、そしてお値段も納得の行く良質なお店でした。
店名が変わっていますが(典座は食事係の僧のこと)野菜がメインのごはん屋さんです。
野菜は種類も多いし、各々を美味しく調理するのは実はとても難しい事だと思います。
同じ食材でも時期や産地によって硬さや甘み等の味が違って来るし、下ごしらえをきちんとしないと味が染み込まなかったり、煮崩れしたり、えぐみが残ったりします。
家で仕事の合間にバタバタ料理をしていると、青菜をゆで過ぎちゃったり、アク抜きや板ずり、面取り等をはしょって、結局うまく仕上がらない事がよくあります。
それに比べて(比べる対象がひどくて申し訳ないのですが)ここのお料理はどれも実に”行き届いている”のです。
 すだちを浮かべた菊花の冷製おすましや、大葉の上に焼きなすのほぐしたものととんぶりがのったおこげご飯。お豆腐のペーストにイチジクとサツマイモののった和風デザートなどなど。。。
季節を感じられるお膳は”恐れ入りました”のひとことでした。
月が変わったらまた行ってみたくなる、私にしては希有のお店です。
 店内でお料理の写真を撮るのは気がひけるので、ロゴマークだけ載っけておきます。
なると屋+典座