サラの裁縫箱

リングピロー製作日記

五山の送り火

五山の送り火

昨日は京都五山送り火の日でした。
昔、母とふたりで見に行った事があります。
神戸からの日帰りバスツアーに参加したのですが、昼食は貴船の川床料理、早めの夕食を都ホテルでとって屋上で送り火鑑賞というツアーでした。
普段自分で計画を立てて旅行に出るタイプなので、ツアーは余程のメリットがないと利用しません。
この時は、ツアー客と宿泊客のみホテルの屋上から送り火が見られるという事で参加しました。
それに貴船の川床も個人ではなかなか予約がとれないから、この際老舗のはも料理を食べてみたいという気持ちもありました。(味はそれなりでしたが。。)
 送り火は、16日の夜、お盆の間もてなしていた先祖や亡くなった人たちの精霊を、ふたたび冥府に送り出すために燃やす火の事です。
ですから本来観光気分でワイワイ見るものではないんですよね。。。
地元人ではない大勢の人間が集まって、五山に火が灯る度に歓声のあがるホテルの屋上は、なんだかひどく居心地が悪かったのを覚えています。
送り火は、そこに住む人たちが静かに手を合わせながら見るものだと実感して、それ以来見に行った事はありません。
 昔はお正月やお盆に宿をとって遊びに出かける事もありました。
でも最近では実家が近いという事もあって、家で過ごすようになりました。
会いたいとあの世から戻って来る精霊たちが、うちが留守ではがっかりしますもんね。。。